ブログは他人の為ではなく自分の為に書くもの。
ブログを始めよう
会社の同期から言われた一言。
彼はどうやらここ最近ブログを始めたらしい。
ネットサーフィンが趣味の私でもブログは書いたことがなかったどころか、
趣味で見たこともなかった。
職業柄、技術系の個人ブログは仕事上時々参考にさせていただいている。
本当にそれくらい。見ず知らずの一般人がWEB上に書き連ねた日々の記事なんて誰が見るのか。なんの需要があるのか。全く意味がわからなかった。
ただ、彼は小一時間ほど私にブログというものは
「他人の為に行うものではなく、自分の為に行うもの」という旨の話をした。
いわゆる日記と変わらない。日記と違うのは他人に公開するか否か。
公開するということで自ずと人にわかりやすくしようと文章に磨きがかかるし
他者からのアクセスがあった場合にやる気が溢れてくるとのこと。
また自分自身を見つめ直す鏡にもなり、悩みと思いを吐き出すストレス解消の場としても役に立つ。
精神安定上もしかしたら使えるかも。30分ほど議論した後に私の中ではもう
「書いてみようかな」そんな気持ちになっていた。
今私は自分というものを見失っているのかもしれない。
何の為に生きているのか。何の為に働いているのか分からなくなってきた。
本当に今自分が作っているものが社会の役に立っているのか。
本当に今自分が求めているものは何か。
自分がメンヘラだと思ったことはないが、近い状態になっていたのかもしれない。
自問自答を繰り返し、結局答えがないまま日々過ごしていた。
そして遂に先週会社に辞表を提出した。
「何がしたいのか分からない」それが辞表を提出した理由だったのかもしれない。
まさか27歳にもなって自分探しをすると思わなかった。
とりあえず上司には「ステップアップしたい」とか「スキルアップ」したい
とかいかにもポジティブな理由で転職するかのようなことを言った。
本心では言っていないことは確かだった。
そんな中、(まだ)会社の同期に「ブログを始めよう」と言われた。
自分に文才があるとは思っていないし、
エンジニアとしての得意分野なんてものもない。
世間様に自分が発せられる情報などないと思っていた。
しかし、これは他者のためではない。
自分のために書き連ねるものだ。
これからは時間を見つけて少しずつ自分について書いて行こうと思う。
27歳。特別若い訳でもないこの歳でブログを始めるとは。
そんな気持ちが入り混じるが、まぁやるだけやってみよう。
こうして私は日々のブログを書き始めることにした。